ジャイアントケルプの森

 ドラマ『ST 赤と白の捜査ファイル』を観ています。スペシャルドラマを観て、一度ではまってしまいました。主人公の片割れである赤城が、お気に入りのキャラクターの着ぐるみを着て街中を歩くシーンと、引き籠っていた自宅から飛び出して、もう一方の百合根に抱きつくシーンが印象に残っています。特に着ぐるみ姿が可笑しくて、そこでもうバカバカしくなって笑ってしまいました。

 最近の傾向として、「何だかもうバカバカしくて、思わず笑ってしまった」後に、気に入ってしまうみたいです。映画『テルマエ・ロマエ』もそうでした。以前はもっと知性とか、構成の巧みさとかに魅かれることが多かったような気がしますが、おなかの底から小さな爆発みたいに笑いがこみ上げてくるのには、抗えませんね。思いきり笑うと元気をもらえたように感じます。

 

 新しい仕事が始まって、2週間程経ちました。

 経過は・・まずまずといったところです。昔からなぜか期待されるタイプで、期待に応えようと必死になってしまうことが多くありました。人に聞いた話では、見た目で真面目そうとか、優しそうとか思われるらしいです。今回も、教育担当者はおそらく私の能力を高めに見積もっているようです。教科書がかなり初心者向けだったためサクサク進んだのですが、次にかなり経験者向けの本をさらっと渡されてしまいました。しかしながら、身体が第一だということは嫌という程思い知ったので、たとえ呆れられようとも、無理をしないことを最優先しようと思っています。

 

 以前はパソコンがお友達だった私ですが、たぶんその感覚はパソコンでつながった世界の向こう側にいる誰かに感じていた親しみであって、パソコンそれ自体に対してではなかったのだろうと思います。

 ITに興味がなくなった要因のひとつとして、ARという技術があります。

 初めてその技術について聞いた時は未来的なイメージで、話し手と一緒になって興奮していました。けれど、しばらくして熱が収まると、果たしてそこまで面白いものだろうか?と思うようになりました。目に見えている現実に、さらに情報を可視化して追加するという技術です。他にも疑問を感じる話がありました。例えばですが、冷蔵庫の中にあるものを、外出先から確認するアプリの企画などです。

 

 膨大な量の情報から、自分に必要なものを抜き出そうとするのは、知性も要るかもしれませんが、わりとインスピレーションの為せる業だと思います。そういう意味では、活用できる人は直観力のある人かもしれません。しかし私はその点に関して修行中なので、特定の情報を探しているときは便利かもしれませんが、暇つぶしに利用すると多数派の波に飲まれるだけのような気がします。

 また私は元々、もの覚えがあまりよくなくて、現代は大変便利だと思います。ネットで検索すれば大概の事物について読むことができます。しかし、記憶力は低下しているように思います。憶えておかなくても安心、という気持ちが心のどこかにあるよかもしれません。ツールに管理してもらうばかりで、自分の管理能力を手放してしまっている気がします。

 そういうわけで、今の私はITにもARにも、身を乗り出すほどの情熱を感じません。これからの自分には、科学技術に寄与するよりも、内面的な自己の進化を求めたいですね。

 

 あ、でも、『Ingress』ていうゲームは面白そうだと思います。たぶんそうとうやらなさそうだけど。

 

 時には、何も下調べせずにふらりとどこかへ出かけるようなのも、いいのではないかと思います。自分の意志とか、思考を投げ出した時間というのも、必要なのではないかと思うのです。普段は主体性を持った行動を心がけていますが、自分が行動しなければと強く思い過ぎると、苦しくなってしまいます。強く握りしめ過ぎては、滑らかにハンドルを切るのが難しいでしょう。時には力を抜いて、流れに身をゆだねるのも大切なことのひとつだ、そう思っています。

 

 今日は思い出せない単語が沢山あって、山ほど検索しました。慣れない仕事で頭が疲労しているのかもしれません。最後にとどめのようにタイトルがどうしても思いつかなかったので、今後も思い出したい言葉のうちのひとつにしました。

 何か書きたいと思ったにも関わらず、ぽつぽつとしか思い浮かばなくてそうとう時間かかりました・・・おなか空きました。今日はこの辺で。